長期金利が上昇?その意味は

コラム

長期金利は、大切な指標です。

国債の価値と長期金利は反比例します。

デフォルト認定されたギリシャ国債の金利が、急上昇し

10年物債で30%超え、1年物に至っては1,000%を超えるという事態に達しました。

では日本国債の金利と言うと、10年物で約1%、2年債で0.1%という歴史的世界的な超低金利になっています。

日銀の2月の追加金融緩和以降、期間が比較的短い2年債利回りが下限とされる年0.1% まで低下する一方、長期金利の指標となる10年債利回りは上昇し、節目の年1%を超えた。

景気回復期待が長めの金利を押し上げている構図だが、消費増税論 議が暗礁に乗り上げ、日本の財政問題に投資家が注目すれば、長期金利はさらに上振れする可能性もある。

日経新聞 2012年3月21日朝刊

 

金利は大切な指標です。

簡単に書くならば

国債の暴落=金利の暴騰 →国の実質的な財政破綻(破綻を避けてインフレに誘導すると予想)

という流れが考えられます。

今の日本で長期金利(一般的に10年物国債の金利のことを指す)が上がるのは赤信号。

景気回復「期待」が金利を押し上げているというのは、確かに一理あるけれど本音は

消費増税ができない

日本の財政がやばいと投資家が注目(国債を買わない・売る)

長期金利が更に上がる(つまり、国債価格が下落する)

金利が上がると更に財政が危機になる(ギリシャはじめヨーロッパと一緒)

というループに入る危険性があるということ。

市場では「公的債務が膨張しているだけに、金利が反転上昇局面に入ると、思わぬ急上昇となる恐れもある」(BNPパリバ証券の河野龍太郎チーフエコノミスト)との見方も出ている。

と、最後に書かれていますが、まさしくその通り。

今は超低金利ですが、これが反転すると一気に金利が上昇すると私は見ています。


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